バンコクで開かれた第 5 回 ENRIC にて研究発表を行いました

バンコクで開かれた第 5 回 ENRIC にて研究発表を行いました

11月14、15日にタイのバンコクで開かれた第5回 Environmental and Natural Resources International Conference (ENRIC)において、共同研究を行っている長崎大学大学院生の皆さんが研究発表を行いました。

このシンポジウムは「ENRIC 2024: “Net Zero Now: Action for a Sustainable World」というテーマで開催され、韓国や中国、インドネシアなど様々な国から研究者が参加しました。


発表者:山羽香穂
タイトル:「Unlocking the potential of carbon dioxide removal (CDR) by Ulva prolifera :How does the addition of CO2 enhance growth and photosynthesis rates? 」
普段触れることのない研究分野の発表は非常に興味深かったです。大気汚染などの環境問題がより深刻な東南アジアと日本などの東アジアでは直面している問題やそれに対する意識が大きく異なると感じ、国際協力の重要性を強く実感しました。また海藻の利用方法が異なる国でも自分の研究が応用できると感じ、自分の研究が他国に与えるインパクトや有用性をより広いスケールで考える素晴らしい機会となりました。

発表者:小林大瞬
タイトル:「 Do Undaria pinnatifida seaweed farms have potential to sequester carbon? 」
私が特に印象的だったのは、タイのマヒドン大学の教授らによる公開シンポジウムで、ネットゼロ達成のための施策や具体的な行動プランについて学ぶことができました。
また、初めての英語による口頭発表にも挑戦し、緊張しましたが無事に終えることができ、質疑応答では貴重なご意見をいただきました。
このシンポジウムを通じて、自分の研究を国際的な視点で見直す機会を得ることができました。今回得た知見を活かし、今後の研究をさらに深めていきたいと思います。