日本水産学会九州支部大会で支部長賞を受賞しました

日本水産学会九州支部大会で支部長賞を受賞しました

12月14、15日に長崎大学で開催された日本水産学会九州支部大会において、共同研究を行っている長崎大学水圏植物生態学研究室の大学院生 山羽香穂さんが支部長賞を受賞しました。
この賞は山羽さんが発表した研究「スジアオノリの成長と光合成速度が最大になる二酸化炭素濃度の推定」が高く評価されたことによるもので、2024年3月に開催された日本藻類学会第48回大会に続けて2回目の受賞となりました。
本研究により、スジアオノリの成長を向上させる二酸化炭素濃度が特定され、現在は陸前高田ベースで、研究成果の一部が応用されています。

発表者:山羽香穂
タイトル:「スジアオノリの成長と光合成が最大となる二酸化炭素濃度の推定」
他に研究例があまりない中での実験・研究は試行錯誤の連続でした。こうして3年間の研究成果を形にすることができ、また評価していただき、非常に光栄に存じます。
大会では会場から陸上養殖の現場での応用方法や実現可能性に関する質問をいただき、この研究や陸上養殖に少しでも興味を持っていただけたことが嬉しかったです。
まだまだ伸びしろのある研究だと思うので、これからの海藻養殖への二酸化炭素の利用に関する研究や陸上養殖技術の発展が非常に楽しみです。