以下の論文が公開となりました。
https://doi.org/10.1016/j.jembe.2025.152081
オランダのDr. Ebbingとの共同研究成果です。コンブ類の配偶体世代における、成長と成熟が極端に遅い形質を持つ個体の特性について紹介しています。今後の優良系統開発や種苗生産において役立つ知見となります。2018年のDr. Ebbing来日時から温めていたトピックスです。コロナ禍もあり直接お会いしての交流がなかなかできずに苦労していましたが、今回こうして公表できて嬉しく思います。
Dr. Ebbingは自身のHP等で、上のイラストのような”MAD” gametophytes(MAD;Multi Annual Delayed、遅延成長型配偶体)のキャラクターを作成して本論文をPRしています。”MAD scientists push the boundaries of innovation. MAD gametophytes do the same, revolutionizing kelp-breeding, -aquaculture, and -marine restoration.” とのことで、マッドサイエンティスト、ということですね(笑)。[y.s.]
Dr. EbbingのLinkedIn
https://www.linkedin.com/in/alexander-ebbing-3924195b/