EU Algae Awareness Summitの企業展示風景です。
研究者仲間であるMarie Dominiqueが経営するMarinoe社はフランスでの海藻食品製造の老舗です。あいかわらず、パッケージのデザインが素敵です。
こんぶ類やわかめの乾燥品の他に、「海藻タルタル」が人気でした。フランス国内のBioスーパーでも売っています。
日本でイメージするタルタルは、マヨネーズベースのいわゆるタルタルソースっぽいものですが、これらの商品は、刻んだ海藻にオリーブオイル、レモンビネガーなどで味付けしたものです。海藻の種類は、コンブ各種、ワカメ、ダルスなど。
8月に学会で訪れたブルターニュ地方のブレストでも、シーフードレストランのメニューに有りました。Marinoe社の業務用商品のようです。
日本国内の海藻料理の感覚からすると見た目は悪いですが、味はとても良いものでした。
香りや粘性によって、海藻類は欧米では受け入れられにくいというのが定説ですが、この商品ならオリーブオイルで香りは抑えられていますし、粘りはないものの海藻の食感は残っています。こうした商品も有りだな、と思いました。(YS)